180錠を1日2回で飲むと90日分、つまり3か月分です。1日1錠なら180日分で6か月分。1日3錠なら60日分で2か月分です。
これが手早い答えで、ほとんどの人にはこれで十分です。ただし薬の話では「か月」はあいまいな単位です。薬局でいう1か月はふつう30日、包装シートの多くは28日分で区切られ、暦の1か月は28日から31日までばらつきます。自分の処方がどれを使っているかで答えは数日変わり、その数日こそ、すんなりリフィルできるか薬が途切れるかの境目になります。
この記事では、実際に受け取ることの多い容量について、まず日数、次に月数の表を示し、どの「1か月」で割ればよいかを説明します。
手順:まず日数、次に月数
計算は2段階で、この順に行えば間違いはほとんど防げます。
- 日数 = 錠数 ÷ 1日の錠数。まるまる使える日だけを数えます。端数が出たなら、それは数錠の余りであって、1日分のカバーが増えたわけではありません。
- 月数 = 日数 ÷ 自分が考えている1か月の日数。
180錠を1日2回なら、180 ÷ 2 = 90日分。次に 90 ÷ 30 = 薬局でいう3か月分です。
「1日の錠数」は1回分ではなく合計です。1回1錠を1日2回なら1日2錠。1回2錠を1日2回なら1日4錠。半錠を1日1回なら1日0.5錠で、ボトルがもつ日数は2倍になります。
よくある容量が何日分になるか
| 錠数 | 1日1錠 | 1日2錠 | 1日3錠 | 1日4錠 |
|---|---|---|---|---|
| 28 | 28日分 | 14日分 | 9日分(1錠余り) | 7日間 |
| 30 | 30日分 | 15日分 | 10日分 | 7日分(2錠余り) |
| 56 | 56日分 | 28日分 | 18日分(2錠余り) | 14日分 |
| 60 | 60日間 | 30日分 | 20日間 | 15日分 |
| 84 | 84日分 | 42日分 | 28日分 | 21日分 |
| 90 | 90日分 | 45日分 | 30日分 | 22日分(2錠余り) |
| 100 | 100日分 | 50日分 | 33日分(1錠余り) | 25日間 |
| 120 | 120日間 | 60日間 | 40日分 | 30日分 |
| 180 | 180日分 | 90日分 | 60日間 | 45日分 |
| 360 | 360日分 | 180日分 | 120日間 | 90日分 |
「1錠余り」は、まるまる使える最後の日のあとに1錠残るという意味です。錠数から月数を出す計算ツールは、半錠を含めてどんな錠数でも計算できます。
同じ容量を月数で見る
その日数を、薬局の慣習である30で割ると次のようになります。
| 錠数 | 1日1錠 | 1日2錠 | 1日3錠 |
|---|---|---|---|
| 60 | 2か月分 | 1か月分 | 0.67か月分 |
| 90 | 3か月分 | 1.5か月分 | 1か月分 |
| 120 | 4か月分 | 2か月分 | 1.33か月分 |
| 180 | 6か月分 | 3か月分 | 2か月分 |
| 360 | 12か月分 | 6か月分 | 4か月分 |
医師や薬局がこうした錠数を選びがちなのは、まさにそのためです。90と180は、よくある飲み方なら30日の月のちょうど何倍かになります。
120錠は何か月分ですか?
1日1錠なら120日分、30日の月で4か月分です。1日2回なら60日分で2か月分。暦の月で数えると、120日は4か月より少し足りず、約3.94か月です。暦の4か月は平均すると122日弱だからです。
60錠は何か月分ですか?
1日1錠なら60日分で、2か月分です。1日2回なら30日分で、1か月分です。
84錠と56錠:これは週で数える
月よりも週で数えたほうが筋の通る錠数もあります。パックが7錠ずつのシートでできているからです。
84錠を1日1錠なら84日分で、ちょうど12週間、28日分のパック3つ分です。30日の月なら2.8か月、暦の月なら約2.76か月です。ですから、84錠を「3か月分」と言われたなら、それは4週間を1か月とした3か月で、暦の3か月が過ぎる1週間ほど前になくなります。
56錠を1日1錠なら56日分、8週間で、28日分のパック2つ分です。30日の月では1.87か月、2か月より4日ほど足りません。
「1か月ごと」の28日分パックが、暦の上でだんだん早く届くようになるのも同じ理由です。1年では、4週間分のパックが12個ではなく13個必要になります。28日分と30日分の処方に、1年分の日付入りの表があります。
どの「1か月」を使うべきか
| 手元の薬が | 日数を割る数 | 理由 |
|---|---|---|
| 30日分または90日分と書かれている | 30 | その単位で調剤されているから |
| 28錠、56錠、84錠のいずれか | 28 | 4週間分のシートで包装されているから |
| カレンダーに書き込みたい | 日付を使う | 月の長さは28〜31日とばらつくから |
3行目がいちばん大事です。「だいたい3か月」は、ボトルがどれくらいもつかの感覚をつかむには十分です。しかし、いつ再手配するかを決めるには足りません。暦の3か月は89日から92日まで幅があるからです。そのためには日数を日付に変えてください。リフィル日計算ツールが、まるまる使える最後の日と、その前の再手配の日を出します。
逆向きに:3か月分なら何錠か
割るのではなく掛けます。月数 × 1か月の日数 × 1日の錠数です。
| 処方日数 | 1日1錠 | 1日2錠 | 1日3錠 | 1日4錠 |
|---|---|---|---|---|
| 30日分 | 30 | 60 | 90 | 120 |
| 90日分 | 90 | 180 | 270 | 360 |
つまり1回1錠を1日3回で30日分なら90錠、1日2錠で90日分なら180錠です。3か月を28日分の調剤3回と数えるなら、1日2錠で84日分なので168錠。暦の3か月の平均である91.31日で数えるなら182.625錠になるので、確実にカバーするには183錠です。処方日数の計算ツールは、パック単位への丸めにも対応します。
90日分+リフィル3回はどれくらいもつ?
90日分でリフィルが3回なら、最初の調剤と3回のリフィルで合計4回受け取ることになるので、4 × 90 = 360日分です。1年より数日足りません。実際にはこれより短くなることもあります。処方そのものにも有効期限があるからです。規制対象ではないふだんの薬なら、処方が書かれた日から1年というのが米国の多くの州でよくある扱いですが、期限は州法で定められていて州によって異なり、規制薬物についてはずっと厳しくなっています。リフィルが何回残っているかで詳しく説明しています。
ボトルが表のとおりにちょうどもつことは、めったにない
表は、きっちり入った状態から始めて、毎回時間どおりに飲むことを前提にしています。実際のボトルは、その両側にずれていきます。
- 飲み忘れがあると、ボトルは長もちします。表ではなくなるはずだった日に錠剤が残っているなら、その余りが飲み忘れの数です。残り錠数チェッカーがそれを数字にし、手元の薬は何日分かで、その数字をどう使うかを説明しています。
- 落としたり、なくしたり、余分に飲んだりすると、早くなくなります。週に1錠落とすだけで、90日では約13錠になり、1日1錠なら2週間近くの分量です。
- 用量が変われば、すべてやり直しです。途中で処方医が用量を変えたら、もとの錠数ではなく、いま残っている錠数から計算し直してください。
だからこそ、ラベルに調剤されたと書かれた数を数えるより、実際にボトルに入っている数を数えるほうが確かなのです。
薬を切らさないために
計算は簡単です。難しいのは、ボトルが空になる前にそれを思い出すこと、とくに複数の薬を飲んでいて、なくなる日がそれぞれ違うときです。
Dozは無料のiPhone用服薬リマインダーで、服用を記録していくと残量を数え続け、薬ごとに決めた基準まで減ると、まだ錠剤が残っているうちにアプリ内で残りわずかと知らせます。新しいボトルは1回のタップで残量に足せるので、数字は正確なままです。
よくある質問
180錠を1日2回なら何か月分ですか?
180錠を1日2錠で飲むと90日分で、30日の月なら3か月分です。暦の月で数えると3か月を少し下回り、約2.96か月になります。暦の3か月は平均すると91日を少し超えるためです。薬が切れる前に再手配したいなら、「3か月」に頼らず、90日分という数字から日付を出してください。
180錠を1日1錠で飲むと何か月分ですか?
180日分で、30日の月なら6か月分、暦の月では約5.91か月です。暦の6か月はふつう181日から184日あるので、月の1日に始めた180錠は、6か月後の同じ日の1日前から数日前になくなります。
84錠は何か月分ですか?
1日1錠なら、84錠で84日分、ちょうど12週間、28日分のパック3つ分です。30日の月では2.8か月、暦の月では約2.76か月なので、暦の3か月が過ぎる1週間ほど前になくなります。
3か月分には何錠必要ですか?
日数に1日の錠数を掛けます。1日1錠なら、30日の月で3か月分は90錠です。1日2錠なら180錠、1日3錠なら270錠です。28日分の調剤で数えるなら3か月は84日分なので、84錠、168錠、252錠になります。
90日分は3か月分ですか?
薬局の言い方ではそうです。90日分は30日の月3つ分です。暦の上では3か月より少し短く、暦の3か月は89日から92日になります。そのため、リフィルの日は毎回少しずつ月の前のほうにずれていきます。
まとめ
ボトルが何か月分かを知るには、錠数を1日の錠数で割って日数を出し、それを薬局の月なら30、4週間分のパックなら28で割ります。180錠を1日2回なら90日分で3か月分、120錠を1日1錠なら4か月分、84錠は12週間で、暦の3か月には少し足りません。再手配の日を決めるときは月数を使わず日数で考えてください。数日の違いが薬の途切れに変わるのは、暦の上だからです。