28日分と30日分の処方:補充日が毎月ずれる理由

Doz · 2026年9月27日

「1か月分」の処方は、実際にはほとんど1か月ではありません。28日分か30日分のどちらかで、どちらも28日、30日、31日の月が混ざった暦とは一致しません。そのため補充日は毎回ずれていき、毎月同じ日付だと思っていると、いずれ薬が足りなくなります。

どちらの方向に、どれくらいの速さでずれるかは、どちらの日数かによって変わります。

そもそもなぜ2種類あるのか

28日分はちょうど4週間です。7錠ずつのカレンダー式シートに包装された薬に向いており、国や薬の種類によってはよく使われます。たとえば、多くの経口避妊薬は28日分のパックです。

30日分は1か月をきりのよい数にしたものです。米国の多くの薬局や保険プランは、30日分と90日分の単位で扱っています。

どちらの場合も、このサイトの補充計算ツールと同じ考え方を使います。調剤日を処方日数の1日目とするため、1月1日に受け取った28日分は1月28日までもち、次の受け取りは1月29日になります。

28日分のずれ:毎月2〜3日

28日分の補充は、28日がちょうど4週間なので、毎回同じ曜日になります。ここは予測できます。ずれるのは日付です。

前の月と比べて、補充日はその月の日数が28日を超えた分だけ早まります。31日の月のあとは3日、30日の月のあとは2日、28日の2月のあとはずれません。

2027年1月1日(金)から始めた、28日分の1年間の補充日です。

受け取り日 日付 薬がもつ最終日
1 1月1日(金) 1月28日
2 1月29日(金) 2月25日
3 2月26日(金) 3月25日
4 3月26日(金) 4月22日
5 4月23日(金) 5月20日
6 5月21日(金) 6月17日
7 6月18日(金) 7月15日
8 7月16日(金) 8月12日
9 8月13日(金) 9月9日
10 9月10日(金) 10月7日
11 10月8日(金) 11月4日
12 11月5日(金) 12月2日
13 12月3日(金) 12月30日
14 12月31日(金) 2028年1月27日

この1年間の受け取り日は12回ではなく14回あります。1月に2回、12月にも2回です。

ずれは月の中をぐるりと一周します。補充日は1日から始まり、12月には3日、そして31日になります。「月初めの処方」と考えていると、2月以降はずれてしまいます。

1年で13回、さらに1日分

1年は365日です。28日分を13回で13 × 28 = 364日。つまり28日分の薬は1年で13回受け取っても1日足りず、補充日は毎年1日ずつ早まります(うるう年は366 = 13 × 28 + 2なので2日です)。

この1日があるため、表の14回目の受け取りは1月1日ではなく12月31日になります。暦の1年に含まれる受け取り日はたいてい13回ですが、上の例のように14回になる年もあります。

1日1錠の薬なら、28錠入りのパック13個で364錠。1年の365日に対して1錠足りません。

30日分のずれ:小さくても積み重なる

30日分も、28日分ほどではありませんがずれます。31日の月のあとは、補充日が月の中で1日早くなります。30日の月のあとは同じ日付です。例外は2月で、処方日数より短いため日付が後ろにずれます。下の表では、1月31日の次が3月2日です。

曜日もずれます。30日は4週間と2日なので、毎回2日ずつ後ろにずれていきます。

同じ年を、2027年1月1日(金)から30日分で受け取った場合です。

受け取り日 日付 薬がもつ最終日
1 1月1日(金) 1月30日
2 1月31日(日) 3月1日
3 3月2日(火) 3月31日
4 4月1日(木) 4月30日
5 5月1日(土) 5月30日
6 5月31日(月) 6月29日
7 6月30日(水) 7月29日
8 7月30日(金) 8月28日
9 8月29日(日) 9月27日
10 9月28日(火) 10月27日
11 10月28日(木) 11月26日
12 11月27日(土) 12月26日
13 12月27日(月) 2028年1月25日

30日分を12回で12 × 30 = 360日となり、1年に5日足りません。そのため12回の受け取りで、補充日は月の中で約5日早まります(1月1日から12月27日へ)。この年も受け取り日は13回になります。

30日分の補充日が週末に重なる頻度にも注目してください。曜日が毎回2日ずつずれるため、薬局の営業時間が短くなりがちな土曜や日曜に当たることがよくあります。最初の表の28日分は、ずっと金曜日のままです。

84日分と90日分

3倍の日数でも同じことが起こります。

84日分は28日分のパック3つ、つまり12週間です。90日分は30日分3回分です。2027年1月1日から始めると次のとおりです。

受け取り日 84日分 90日分
1 1月1日(金) 1月1日(金)
2 3月26日(金) 4月1日(木)
3 6月18日(金) 6月30日(水)
4 9月10日(金) 9月28日(火)
5 12月3日(金) 12月27日(月)

90日分を4回で360日となり、1年に5日足りません。84日分を4回だと336日しかなく、29日足りません。ほぼ丸1か月です。そのため、どちらの列も年内に5回目の受け取りが必要になり、84日分のほうは3週間半早く必要になります。

84日分の日付は28日分の表の3回ごとの日付と、90日分の日付は30日分の表の3回ごとの日付と一致します。

これが招く失敗

よくある失敗は、暦の日付でリマインダーを設定することです。

28日分の処方なのに「処方薬を補充」を毎月1日に設定すると、最初の1回からもう遅れています。1月1日に受け取ったパックは1月28日まで。2月1日のリマインダーが届くのは、1月29日、30日、31日の3日間薬がない状態が続いたあとです。その後は毎月さらにずれていきます。

30日分ならずれ方はゆっくりですが、それでも差は開いていきます。

日付ではなく28日ごと、30日ごとに繰り返すリマインダーなら、より実態に近くなります。さらによいのは残りの数に連動したリマインダーです。日付は、1回飲み忘れたり余分に飲んだりした時点でもずれるからです。補充日計算ツールが実際の残りの錠数から計算するのはそのためです。

日数別の早めの補充

早めの補充を認めている保険プランでは、たいてい処方日数のうち使った割合でルールを定めています。早すぎるリフィル計算ツールの考え方(経過が必要な日数は、処方日数にその割合を掛けて切り上げ、調剤日から数える)を使うと、2027年1月1日に受け取った場合の75%の例は次のとおりです。

処方日数 75%で待つ日数 最短のリフィル可能日 薬がもつ最終日
28日分 21 1月22日 1月28日
30日分 23日(22.5を切り上げ) 1月24日 1月30日
84日分 63 3月5日 3月25日
90日分 68日(67.5を切り上げ) 3月10日 3月31日

基準はプランによって異なり、薬によっては、特に規制薬物(米国の規制対象薬)は、早めに受け取れる期間がほとんど、あるいはまったくないこともよくあります。ご自身の薬の正確な日付は薬局で確認できます。このルールの仕組みについては「早すぎるリフィル(Refill too soon)」の意味で詳しく説明しています。

1年分を紙で計画する

ご自身の日付でずれを確かめるには、早すぎるリフィル計算ツールを使うと、任意の調剤日と処方日数から、薬が切れる日と最短のリフィル可能日がわかります。服薬カレンダーは1回の服用ごとにチェック欄のある日付入りの表を印刷でき、1パックがどこで終わるかがひと目でわかります。

要点まとめ

28日分は毎回同じ曜日に補充しますが、暦の月の中では2〜3日ずつ早まり、1年で13回の受け取りに加えて1日分が必要です。30日分は31日の月のあとに1日ずつ早まり、12回で約5日ずれ、曜日も変わっていきます。84日分と90日分も3倍の規模で同じことが起き、84日分を4回受け取っても1年に29日足りません。

どちらにしても、暦の決まった日付のリマインダーはいずれずれてしまいます。補充日計算ツールでご自身の日付を計算するか、Dozに任せてください。Dozは服用を記録するたびに残りの錠数を減らし、実際の残量に基づいて補充のリマインダーを送ります。

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