2型糖尿病の管理のほとんどは、日常の中で行われます。朝食、忙しい午後、遅い夕食、週末の外出。通院は大切ですが、年に数時間です。残りの時間は、自分で回すルーティンです。
このガイドは、現実の生活でも続くルーティンの作り方についてです。すでにやっていることに薬を結びつける、計画しやすい食事、ケアチームから指示されたタイミングでの血糖測定、日曜日に切らさないための残量管理。
一般的な情報です。医師、糖尿病看護、管理栄養士と一緒に立てた計画の代わりにはなりません。insulinの用量は個人ごとに異なるため、ここでは扱いません。ここに書かれた内容がご自身の計画と食い違う場合は、計画を優先し、次回の受診で確認してください。
まず、計画に実際に何と書いてあるかを確認する
ルーティンを作る前に、治療の詳細を一か所に書き出してください。薬ごとに確認したいのは次のとおりです。
- 名前。ラベルに印刷されているとおりの表記。
- 回数とタイミング。「朝食と一緒に1日1回」「食事と一緒に1日2回」「週1回」。文言そのものが大切です。
- 食事と結びついているか。糖尿病の薬には、食後に飲むもの、食前に飲むもの、食事に関係なく飲むものがあります。たとえばMedlinePlusでは、metforminは通常食事と一緒に服用する(徐放剤は通常夕食と一緒)とされています。ご自身の薬については、薬剤師に確認してください。
- 飲み忘れたときの対処。一度聞いて、答えを書き留めてください。薬によって異なります。
- 体調が悪くて食べられないときの対処。糖尿病の方には「シックデイ」の助言が出されることが多いです。まだ聞いていない場合は、聞いてください。
糖尿病の薬だけでなく、ほかに飲んでいるものもすべて含めてください。2型糖尿病では血圧やコレステロールの薬も一緒に出されることが多く、それも同じルーティンに入れます。
薬は時計ではなく、食事に結びつける
食事と一緒に飲む薬なら、思い出すきっかけは食事そのものです。平日の8:00のアラームは正しくても、土曜日に寝坊して朝食が10:30になった日には合いません。
実践のコツ:
- 食事をする場所に箱を置く。子どもが届かないなど、安全な場合に限って。
- 食前の習慣を作る。血糖を測る、錠剤を飲む、それから食べる、という順番を毎回同じにする人もいます。順番そのものがリマインダーになります。
- 外食や職場での食事も想定する。昼の出社や外での夕食に必要な分を持っていきましょう。
ここで役に立つのが、食事を理解するリマインダーアプリです。Dozでは、固定の時刻ではなく食事に服用を結びつけられるので、夕食が1時間遅れても、食後の服用はそのままずれて待ってくれます。食事と一緒に飲むべきかどうかは教えてくれませんし、血糖トラッカーでもありません。それは薬剤師とケアチームに確認してください。
食事と結びついていない薬は、朝の歯磨きなど、一日のなかの決まった一点を選んで、毎日そこで飲んでください。
計画に週1回の注射や、毎日ではない錠剤がある場合は、リマインダーだけでなくカレンダーにも日を入れてください。週1回の服用は、いちばん忘れやすいものです。
繰り返せるくらい、食事をシンプルに保つ
CDCと米国糖尿病学会(ADA)はいずれも、糖尿病の食事を厳格な制限ではなく、実用的で柔軟な言葉で説明しています。繰り返し出てくる考え方は次のとおりです。
- 野菜を中心にプレートを組む。ADAのDiabetes Plateでは、皿の半分を非でんぷん質の野菜、四分の一をたんぱく質、四分の一を炭水化物の食品で埋めます。
- だいたい決まった時間に食べる。薬のタイミングも取りやすくなります。
- できるだけ家で調理する。入れるものを自分でコントロールできます。
- 切るより、入れ替える。CDCは、ご飯やパスタの代わりに野菜を増やす、豆やレンズ豆を中心にした食事を試す、といった変更を提案しています。
管理栄養士や糖尿病教育プログラムを紹介されている場合は、活用してください。CDCはこれを糖尿病自己管理教育・支援(DSMES)と呼んでおり、一般記事ではできない形で、薬と生活に合わせた食事計画を作れます。
モニタリング:指示された計画に従う
2型糖尿病のすべての方に、自宅での血糖測定が求められているわけではありません。測定する方でも、タイミングや頻度は大きく異なります。薬と目標によって決まります。
多くの方に共通すること:
- A1C検査。通常は医療機関で行う血液検査で、CDCの説明どおり、過去3か月の平均血糖を反映します。医師が全体像を見るための指標です。
- 自宅測定(指示されている場合)。チームから渡されたタイミングで測り、結果を記録し、食事を抜いた・体調不良など、普段と違う数値の理由になりそうなこともメモしてください。
- 血圧、足、目。糖尿病ケアには通常、定期的な血圧測定、足のチェック、眼科受診が含まれます。次の予定日を、目に入る場所に書いておきましょう。
低血糖の症状と対処法をすでに説明されている場合は、外出先も含め、必要なものをすぐ手が届く場所に置いてください。説明を受けておらず、低血糖を起こしうる薬を飲んでいる場合は、聞いてください。
薬や消耗品を切らさない
薬切れは、日常ルーティンが崩れるいちばん多い理由のひとつです。糖尿病では錠剤だけでなく、試験紙、穿刺針、ペンニードル、センサーなども対象になり、それぞれリフィルの周期が違います。
- それぞれの残量が何日分かを把握する。錠剤なら、残りを1日の服用数で割ります。日数計算ツールで計算できます。
- 1週間以上前に手配する。週末、祝日、薬局が取り寄せる必要がある場合にも対応できるように。
- できればリフィルのタイミングを揃える。薬ごとに期限がバラバラなら、薬局で揃えられないか聞いてみてください。
Dozは薬ごとに残量を追跡し、まだ錠剤が残っているうちにリフィルのリマインダーを送るので、切れ目の前に再注文できます。複数の薬の管理のガイドでは、長いリストを整理する方法も扱っています。
一日の例(一般的なイメージ)
計画は人それぞれですが、続くルーティンはだいたい次のような形です。
- 朝:指示されていれば血糖を測り、朝食と一緒または食前に朝の薬を飲み、食事をする。
- 昼:昼食と一緒に飲む薬があれば服用し、外出するなら必要な分を持っていく。
- 午後:短い散歩でもよいので、体を動かす。CDCは身体活動を、糖尿病管理の最良の手段のひとつとして挙げています。
- 夕方:処方どおりなら夕食と一緒に夜の薬を飲み、夜の測定があれば行い、今週手配が必要なものがないか確認する。
大切なのは正確な時刻表ではありません。それぞれの作業が、すでにやっていることに結びついていることです。
よくある質問
2型糖尿病の日常ルーティンには何を含めればよいですか?
処方どおりの服用、野菜を中心にした規則的な食事、身体活動、ケアチームから指示されていれば血糖測定です。定期的なA1C検査、血圧測定、足のチェック、眼科受診も、広い計画の一部であることが多いです。詳細は医師または糖尿病教育担当者が合わせてくれます。
糖尿病の薬は食事と一緒に飲むべきですか?
薬によります。食事と一緒、食前、いつでも、などさまざまです。ラベルを確認し、薬ごとに薬剤師に聞いてください。そしてその食事に服用を結びつけ、実際の食事時間に合わせてください。
2型糖尿病では毎日血糖を測る必要がありますか?
全員がそうではありません。自宅で測るかどうか、測るならどれくらいの頻度かは、薬と目標によります。ケアチームから渡されたスケジュールに従い、わからない場合は聞いてください。
糖尿病の薬を飲み忘れたらどうすればよいですか?
その薬の説明書、または薬剤師の助言に従ってください。答えは薬によって異なります。指示されていないのに、追いつこうと余分に飲まないでください。事前に聞いて答えを書き留めておけば、その場で推測せずに済みます。
リマインダーアプリは糖尿病の薬に役立ちますか?
服用とリフィルの忘れ防止には役立ちます。Dozは食事に服用を結びつけられるので食事がずれても一緒に動き、薬が切れる前に知らせます。血糖は記録せず、医療上の助言も出しません。
まずはここから
飲んでいる薬をすべて書き出し、ラベルの正確な指示と、食事と一緒かどうかも記してください。そのリストを薬剤師に持っていき、確認してもらいます。次に、各服用を結びつける食事や日常の習慣を決め、それぞれの薬が何日分残っているかを数えてください。
出典
- CDC、Living with Diabetes
- CDC、A1C Test for Diabetes and Prediabetes
- 米国糖尿病学会(ADA)、Diabetes Food Hub、Create Your Plate
- MedlinePlus、Metformin