同じ薬でも、錠剤、カプセル、液剤、ときにはチュアブルや口腔内崩壊錠など、いくつかの剤形があります。たいていは自分で選びません。処方医が、薬と飲む人に合う剤形を決めます。ただし剤形で飲み方は変わり、それぞれに失敗しやすい点があります。
このガイドでは、剤形が分かれる理由、液剤の正確な量り方、錠剤やカプセルを砕く・割る・開けるのは必ず先に薬剤師へ聞く理由を扱います。剤形どうしの換算は扱いません。自宅で計算するものではないからです。
剤形が分かれる理由
それぞれの剤形には理由があります。
- 錠剤はコンパクトで安定し、数えやすく、保存期間が長いことが多いです。多くは丸ごと飲む設計で、放出の場所や速さをコントロールする特殊なコーティングがあるものもあります。
- カプセルは殻に薬を入れ、味を隠したり中身を守ったりします。ゆっくり放出する小さな粒が入っているものもあります。
- 液剤(溶液、懸濁液、シロップ)は、子どもや飲み込みが難しい大人に向いています。用量も細かく調整しやすく、体重で量が決まる小児薬に多い理由のひとつです。
- チュアブル、分散錠、口腔内崩壊錠はその中間です。保存は固形で、通常の錠剤より飲みやすいです。
剤形が合わないとき — たとえば錠剤が飲みにくい、液剤がまずくて飲めない — は、薬剤師か処方医に伝えてください。同じ薬の別の剤形や、別の選択肢があることがあります。自分で剤形を変えないでください。
液剤の量り方:付属の器具を使う
液剤でいちばん多い失敗がここです。ラベルの用量は特定の容量で、台所のスプーンは計量器具ではありません。
MedlinePlusによると、普通のティースプーンは計量用の半分しか入らないことも、かなり多く入ることもあります。そこに注いだ量は推測です。家庭での用量の研究では、カップやスプーンは経口シリンジより精度が低いと繰り返し示されています。
代わりにこうしてください。
- 薬に付属の器具を使う:経口シリンジ、用量カップ、スポイトなど。その薬の指示に合わせた目盛りです。
- 器具がないときは、薬剤師に頼む。経口シリンジを用意していることが多いです。
- 単位が一致しているか確認する。ラベルはミリリットル(mL)でも、カップには複数の単位が書いてあることがあります。ラベルと同じ単位を読んでください。MedlinePlusは、この理由で用量カップを特に取り違えの原因として挙げています。
- 薬のあいだで器具を使い回さない。あるボトルのシリンジは、別の薬に必要な目盛りと違うことがあります。
- 懸濁液は、ラベルに書いてあれば量る前に振る。懸濁液は沈殿し、振らないと量が偏ります。
- カップは平らな面に置き、目の高さで目盛りを読む。
経口シリンジには、小さな子ども向けの安全上の注意もあります。MedlinePlusによると、FDAは幼い子どもがシリンジのキャップで窒息した報告を受けています。キャップが不要なら、使う前に外して捨ててください。
砕く、割る、カプセルを開ける
飲みやすくするために、錠剤を食べ物に砕いたり半分に割ったりしたくなります。多くの薬では、それでは薬の働き方が変わります。
- 徐放性、放出制御、腸溶コーティングの錠剤は、ゆっくり、または消化管の特定の部位で薬を出す設計です。砕いたり割ったりすると一度に出たり、胃酸で壊れたりします。
- 割ってよい錠剤と、だめな錠剤があります。FDAによると、分割が承認された錠剤はその旨が表示にあり、割線があります。一方で、割線があるように見えても分割に適さない錠剤もある、とも記しています。
- 割り方も大事です。FDAは、その錠剤に合う方法を薬剤師に聞くよう勧めています。錠剤カッターが適していることもあります。
- カプセルは開けてよいかどうかが分かれます。食べ物に振りかけてよいものもあれば、丸ごと飲む必要があるものもあります。
ルールは単純です。その製品について薬剤師か処方医が砕いてよい・割ってよい・開けてよいと言った場合だけにしてください。割るよう指示された場合、FDAはまとめて割らず1錠ずつ割り、次を割る前に両方の半分を飲み切るよう勧めています。
飲み込みが問題なら、そう伝えてください。液剤、分散錠、より小さい剤形があることがあります。
液剤には錠数がない
実務上の違いがひとつあります。液剤のボトルは、錠剤のシートのように減っていく様子が見えません。残りわずかがわかりにくく、開封後の使用期限や冷蔵が必要な液剤もあります。どちらもラベルで確認してください。
錠剤とカプセルなら、手元の錠数÷1日の錠数で簡単です。リフィル日計算ツールが薬が切れる日に変え、手元の薬は何日分かのガイドがその手順を説明します。液剤は、その用量で何日分かを薬剤師が教えられます。受け取るときに聞いてください。
どちらの剤形でも使えるリマインダー
リマインダーは剤形を問いませんが、何を飲むかが書いてあると助かります。Dozは薬を処方ごとにまとめ、食事に紐づく服用にも対応します。「食事と一緒に」「食後」と書かれた液剤や錠剤に合い、固定の時計時刻ではなく実際の食事の時間に従います。錠剤とカプセルでは、薬ごとの残量も追い、まだ残っているうちに再手配を知らせます。
子どもに液剤を飲ませる場合は、抗菌薬のリマインダーの記事で、短い服用期間を最後まで続ける方法を扱っています。
よくある質問
液剤の方が錠剤よりよいですか?
一般にはどちらが優れている、ということはありません。液剤は飲みやすく用量を細かく調整できるので、子どもによく使われます。錠剤とカプセルは持ち運び・数え方・保存がしやすく、ゆっくり放出する設計のものもあります。処方医が薬と飲む人に合う剤形を選びます。合わないときは、別の選択肢を聞いてください。
台所のスプーンで液剤を量ってよいですか?
いいえ。台所のスプーンは大きさのばらつきが大きく、用量が推測になります。薬に付属の経口シリンジ、用量カップ、スポイトを使い、単位がラベルと一致するか確認してください。箱に器具がなければ、薬剤師に頼んでください。
錠剤を砕いたりカプセルを開けたりしてよいですか?
その製品について薬剤師か処方医が砕いてよい・開けてよいと言った場合だけです。徐放性やコーティングのある錠剤、一部のカプセルは丸ごと飲む設計で、砕くと働き方が変わります。飲み込みが難しいなら、別の剤形がないか聞いてください。
錠剤を半分に割っても安全ですか?
分割が承認され、薬剤師か処方医がそう指示した場合だけです。FDAは、割線があるように見えても適さない錠剤があると記し、割り方は薬剤師に聞くよう勧めています。割る場合は1錠ずつ割り、次を割る前に両方の半分を飲み切ってください。
Dozは液剤もリマインドできますか?
はい。剤形に関係なくリマインダーは同じように動き、服用は食事の時間に紐づけられます。残量追跡は錠数なので、液剤はボトルと、薬局が示すもちの日数目安を見てください。
まずはここから
家にある液剤に、それぞれ専用の計量器具が付いているか確認し、台所のスプーンの習慣はやめましょう。次に錠剤を見てください。許可なく砕いたり割ったりしているものがあれば、次の来局でその製品について薬剤師に聞いてください。剤形を問わず食事に合わせるリマインダーなら、DozがiPhoneで動きます。