6時間ごとは1日4回です。24時間を6で割ると4なので、「6時間ごと」と書かれたラベルは、24時間に4回の服用を求めています。
ここまでは簡単な部分です。つまずきやすいのは、その4回が時計のうえでいつになるかです。6時間の間隔を1日中途切れなく続けると、夜間を避けられないからです。
計算と、その隣の間隔
24を間隔の時間数で割ると、1日の服用回数が求められます。
| ラベルの表記 | 間隔(時間) | 24時間の服用回数 |
|---|---|---|
| 3時間ごと | 3 | 8 |
| 4時間ごと | 4 | 6 |
| 6時間ごと | 6 | 4 |
| 8時間ごと | 8 | 3 |
| 12時間ごと | 12 | 2 |
| 24時間ごと | 24 | 1 |
1週間では、6時間ごとは28回です。1日4回を7日間続けるためです。薬局のラベルには、同じ指示の略記としてq6hと書かれていることもあります。
表にない間隔、たとえば5時間ごとや7時間ごとについては、時間と1日の回数の換算ツールで、どちらの向きにも換算できます。それらのスケジュールが毎日少しずつ遅れていく理由は、5時間・7時間・10時間ごとの記事で解説しています。
4回の服用が実際に入る時刻
最初の服用で、残りがすべて決まります。6時間を3回足せば1日分になります。服用間隔計算ツールはまさにこの計算をし、午前0時から午前6時の間にかかる服用に印をつけます。ここでは、よくある開始時刻の場合を計算してあるので、パターンを確かめてください。
| 1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 |
|---|---|---|---|
| 06:00 | 12:00 | 18:00 | 00:00 |
| 07:00 | 13:00 | 19:00 | 01:00 |
| 08:00 | 14:00 | 20:00 | 02:00 |
| 09:00 | 15:00 | 21:00 | 03:00 |
| 10:00 | 16:00 | 22:00 | 04:00 |
| 12:00 | 18:00 | 00:00 | 06:00 |
つまり、朝8時から始まる6時間ごとは、朝8時、午後2時、夜8時、午前2時です。調べる人が多いのは午前2時の服用で、たいていは服用する前日の夜に調べています。
なぜ必ず1回は夜間になるのか
開始時刻の運が悪いわけではありません。幾何学的にそうなるのです。
6時間間隔の4回は、1日を6時間ずつの4つに等分し、それぞれに1回ずつ入ります。午前0時から午前6時までも、その6時間の一区画です。したがって、いつ始めても、4回のうちちょうど1回は午前0時以降で午前6時より前にかかります。表の4列目(正午スタートなら3列目)を見ると、必ずそこにあります。
開始時刻を動かすことで選べるのは、夜間のどこに入るかだけです。朝6時に始めれば夜間の服用は午前0時で、夜更かしの人なら寝る前に飲めます。午前10時に始めると午前4時になり、これはほとんど誰にも向きません。調整できるのは開始時刻だけで、動かすと4回分がまとめて動きます。
「1日4回」は別の指示です
1日4回(QIDと書かれることもあります)というラベルは、通常、24時間全体ではなく、起きている時間のなかに4回を振り分けることを意味します。これで間隔がまるで変わります。
7:00から23:00まで起きているなら、起きている時間は16時間です。起床時に1回目、就寝時に4回目となるよう等間隔に4回を振り分けると、その間の区切りは3つになり、1つの間隔は16 ÷ 3 = 5時間20分です。
| 起きている時間 | 1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 日中の間隔 | 夜間の間隔 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 07:00–23:00 | 07:00 | 12:20 | 17:40 | 23:00 | 5時間20分 | 8時間 |
| 06:00–22:00 | 06:00 | 11:20 | 16:40 | 22:00 | 5時間20分 | 8時間 |
| 08:00–22:00 | 08:00 | 12:40 | 17:20 | 22:00 | 4時間40分 | 10時間 |
このように「1日4回」は、起きている間はおよそ4時間半から5時間半ごとで、寝ている夜間に長い間隔があくのがふつうです。「6時間ごと」は6時間の等間隔で、長い間隔はまったくありません。
1日の回数別スケジュールツールは、起床時刻と就寝時刻から、起きている時間に合わせたスケジュールを作ります。その横に厳密な6時間ごとのスケジュールも並べるので、どの服用が夜間に移るのかがはっきり分かります。
あなたはどちらの指示ですか?
どちらの可能性が高いかを考えるより、ラベルを読んでください。
- 「6時間ごと」「q6h」は、一定の間隔を指します。間隔そのものが指示です。
- 「1日4回」「QID」は、通常は起きている時間に振り分けるもので、食事や就寝時に合わせることが多くあります。
- 「起きている間は6時間ごと」や「1日4回、等間隔で」はどちらとも取れる書き方なので、念のため確認しておくと安心です。
処方する側が回数ではなく間隔を書くのは、たいていその間隔が大切だからです。体内の濃度を途切れなく保つ必要のある薬があり、夜間に長くあくと濃度が下がってしまいます。この理屈をより詳しく説明しているのが8時間ごと と 1日3回の記事で、ここでは服用が1回増えるだけで同じことが当てはまります。
ラベルがはっきりしない場合や、6時間ごとと明記されているのに夜間の服用が現実的でない場合は、何も変える前に、薬剤師か処方した医師に尋ねてください。間隔がおおよそのもので、夜間の服用を動かせることもあります。本当に重要な場合もあります。同じ薬で作用が長く続くタイプがあり、問題が解消することもあります。どれなのかを教えられるのは薬剤師や医師だけで、日常的によく受ける質問です。
してはいけないのは、夜間の服用だけを黙ってやめ、残りの3回を続けることです。4回のスケジュールが3回になり、どちらの指示とも違う飲み方になってしまいます。
無理なく続けられる開始時刻を選ぶ
本当に6時間ごとのスケジュールなら、最初の服用の時刻は意図して選んでください。考慮したい点がいくつかあります。
就寝時刻。午前0時まで確実に起きているなら、朝6時スタートで夜間の服用は就寝前になり、早い時間の服用は朝6時だけで済みます。22時には寝るなら、夜10時の服用は楽ですが、次は午前4時で、アラームを設定するのはこの服用です。
最初の服用を実際にいつ飲むか。初日の最初の服用は、処方薬を受け取った時刻になりがちで、その後の服用期間を通じて望ましい開始時刻とは限りません。動かすと、どこかの間隔が短くなるか長くなるので、自己流で調整せず、ずらしてよいかどうか、どうずらすかを薬剤師に尋ねてください。
最も飲み忘れやすい服用はどれか。多くの人にとっては夜間の服用です。忘れるからではなく、寝ているうちに過ぎてしまうからです。アラームを設定するなら、目が覚めるほど大きな音で、寝ぼけたまま止めてしまえないものにしてください。
開始時刻が決まったら、4つの時刻を目に入る場所に書き出しておきましょう。服用カレンダーでは、服用1回につき1つのチェック欄がある日付入りの表を印刷できます。午前2時に、午前0時の服用をしたかどうか思い出せないときに、驚くほど役立ちます。
夜間の服用を確実に行うために
午前2時の服用を飲み忘れる原因として最も多いのが、おやすみモードになっているiPhoneです。リマインダーは作動していても、iPhoneは静かなままで、朝になって聞こえなかった通知が残っています。
Dozは重大な通知を使うため、服用のリマインダーは消音モードや集中モードを越えて届きます。寝ぼけて服用を記録しないまま止めてしまっても、服用が記録されるまで再通知が届き、通知からそのまま服用済みにできます。
要点まとめ
6時間ごとは24時間に4回の服用です。間隔は昼夜を問わず均等に続くため、その4回のうち必ず1回は午前0時から午前6時の間にかかります。朝8時から始まる6時間ごとは、朝8時、午後2時、夜8時、午前2時です。
「1日4回」はたいてい別のものです。起きている時間に4回を振り分け、およそ4時間半から5時間半ごとで、夜間に長い間隔があきます。ラベルにどちらと書かれているかを確認し、一方をもう一方に変える前に薬剤師に尋ねてください。
自分の時刻を確かめるには、最初の服用の時刻を服用間隔計算ツールに入力するか、起床時刻と就寝時刻を1日の回数別スケジュールツールに入力して、2つのバージョンを並べて比べてください。12時間ごとの場合は、1日2回と12時間ごとの違いの記事で解説しています。